月曜日, 2月 04, 0020

民衆の鼓動 韓国美術のリアリズム

都城市立美術館で韓国の現代リアリズム美術の展示会が開かれますのでお知らせします。ドラマやテレビなど、マスコミで見慣れた韓国とは違う、新たな韓国の一面がみれるいい機会ですので、ご興味のある方はぜひご鑑賞ください。
詳しいことは↓のホームページでご確認お願いします。

都城市立美術館 miyakonojo city museum of art

<<HPの紹介文より>>
 アジアの現代美術の中でも韓国の美術は、日本でも早くから知られてきました。 しかし日本に紹介されたのは、70 年代の「単色絵画」といわれる抽象絵画、90 年度以後のインスタレーションや映像作品が主であり、80 年代の韓国で高揚した民主化運動を背景とする「民衆美術」は、ほとんど紹介されていません。
 本展は、その「民衆美術」を中心に、1945 年から近年までの韓国美術における リアリズム傾向-現実社会を反映したり、現実社会の問題に向き合う美術-を初めて体系的に紹介する展覧会です。 

 韓国では、日本の植民地から解放後間もなく朝鮮戦争が起こり、
国土が荒廃し、その後も軍事的な緊張が続きます。
60-70 年代の朴正熙、80年代の全斗煥と続いた軍事独裁政権は、経済成長をなしとげる一方、民衆の生活は向上せず、政治活動や表現の自由が抑圧されてきました。その中で、韓国の現状からかけ離れた、少数のエリートや愛好家のための美術に疑問を感じた美術家たちは、
自分たちの生きる社会や人々の暮らしを見つめ、韓国独自の、民衆による民衆のための美術を作り出そうとしました。そこでは美術家は、政治・社会の問題を一般民衆に伝え、民主化運動のために機能する美術活動を実践したのです。

 このように、巨大な政治運動と密接に結びついた美術運動は、全アジアの美術史上でも希有のものといえます。 民主化がすすみ経済危機からの脱出もなしとげグローバル社会の一員となった今の韓国でも、「民衆美術」に見られた庶民への暖かい眼差しや、社会の現実・歴史に誠実に向き合うリアリズムの精神は、若い韓国作家の作品にも継承されています。 
 「韓流」ブームが一段落した今、より深く韓国を知り、その豊かな文化の鉱脈を見つけるために、見逃せない展覧会です。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

アンニョンハシムニカ。
チョウン ペッケスムニダ。

2/9~11 物産市場もあるようなので、行けるようにしたいと思います。