水曜日, 2月 27, 0020

삼일절 (サミルジョル、三一節) 

 3月1日は韓国の4大祝日のひとつとして韓国人にとって大きな意義を持つ日です。ちなみに4大祝日とは3月1日(三一節)と7月17日(憲法記念日)、8月15日(光復節)、10月3日(開天節)です。

 その中でこの三一節というのは1919年3月1日、日本の植民地支配に抵抗し、国民たちが国権を取り戻そうとする意思を表明するために起きた非暴力、平和運動を称える日であります。

 当時、日本の侵略で国権を失った韓国人たちは韓国語を使うのも禁止され、国旗を持つのすら許されていなかったです。もし韓国語でしゃべったり韓国の国旗を持ち歩いたりしたら武装した巡査や軍人たちに連れていかれて殺されるような時代でした。

 そういう過酷な現実で自分の国を取り戻したいという意識はどんどん高まっていって1919年3月1日、全世界に朝鮮は自主独立国であることを宣言する平和デモが起き、子供から老人まで国民みんなが太極旗(韓国の国旗)を持って街に出て「大韓独立万歳」を叫びました。
 このとき、読まれた「独立宣言文」の序文の内容です。

「吾らはここに、我が朝鮮が独立国であり朝鮮人が自由民である事を宣言する。これを以て世界万邦に告げ人類平等の大義を克明にし、これを以て子孫万代に告げ民族自存の正当な権利を永久に所有せしむるとする」
これは朝鮮の独立を願うのはもちろん、日本に対して正しい友好関係を樹立したいという希望も表れています。3月1日に起きたこの独立運動はどんどん全国に広がり、3ヶ月間続きました。運動は武器を持たずにデモ進行や同盟休校、独立請願、閉店など平和的な手段で行われましたが、日本軍の武力強圧により、多くの一般市民が無差別に殺害されて終息されました。

 自由を求めて死も惜しまず街に出て死んでいった人たちの意を忘れないために韓国ではこの日になると各家庭で自発的に太極旗を掲揚します。そして当時の独立運動を再現したりするいろんな記念行事が行われます。今になっては当時の悲壮な感じよりサムルノリや伝統踊りが披露されるなどお祭りみたいな雰囲気で行われます。

 日本人からみるとこういう日に韓国へ行けば怖い目に会うんじゃないかと不安に思うかもしれませんが、もうそんなことはないですのでご安心ください。(^-^)
 確かに当時の独立運動は日本への怨恨を噴出するのもひとつの目的でしたけど、今は誰かを恨む日じゃなくて当時、子供から老人まで国民みんなが自分たちの意思を表明したその勇気を称えて国の大事さ、自由の大事さを改めて感じる日なのです。

<<独立運動の再現>>

<<バスにもタクシーにも太極旗、家にもかかげられています。>>

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