火曜日, 2月 12, 0020

설날 お正月の行事

 今日は韓国のお正月설날(ソ)の行事についてお話しをしたいと思います。この前言ったとおりに韓国のお正月は旧暦の1月1日とその前後の1日ずつが祝日となります。大体お正月の前日はみんな里帰りをし、家族みんなが集まります。私の場合はお父さんが長男で家族がみんなうちに集まったものですから、幸いに「民族大移動」といわれるあの大渋滞に巻き込まれることはなかったです。(^ー^)
 前日には大体お正月の朝に行われるご法事、차례 チャレの準備でお母さんたちは大忙しいです。

차례 チャレ
家族全員が集まってこの世を去った先祖にお供えをする韓国式のご法事です。お正月の早朝に行います。お供え物としては나물ナム(お浸しもの)、チヂミ、肉、魚、果物などが上がります。

日本ではお正月に神社に行って神様にお祈りをするのですが、韓国は亡くなったご先祖様に今までの感謝を表し、またこれからの1年もちゃんと見守ってくださいという思いで幸福を祈るのです。

떡국 トックッ
 お餅で作るお正月料理。차례(チャレ)にも供えます。
차례(チャレ)が終わった後、家族みんなでお供え物と떡국(トックッ)を食べます。
 この떡국(トックッ)を一杯食べてから1歳取るという認識があって설날(ソ)には欠かせない料理なのです。 それで子供たちはみんな2杯、3杯…もっと食べたがりますけど、大人たちは(特に女性は)「これでまた一歳とるのか~」って少し嫌がりながら食べますね。牛肉で出汁を作って小判形のお餅を入れるんですけど、家によってギョーザを入れたりもします。




세배 セベ
 食事を終えたら祖父母や親戚に韓国式のお辞儀、(チョ)をします。차례(チャレ)のときは(チョ)を2回しますが、生きている人に対しては1回だけします。お正月のあいさつでする(チョ)のことを세배(セベ)といいます。

 세배(セベ)は目下の人が目上の人にするもので、このとき目上の人から새뱃돈(セベッドン、お年玉をもらいます。何歳までもらうかというと家によって違いますけど、大体学生のときはもらえますね。
 私は今年帰らなかったので새뱃돈(セベッドン)がもらえなくてすごく残念です。(;へ:)たぶんソウルにいてももう大人なんですから誰にももらえないとは思いますけど…(´▽`;)
 
 とにかくこういう차례 チャレと세배 セベを終えたら
お正月の大きな行事は終わりですね。その後は親戚の家を回ったり、
お墓参りに行ったり、古宮とかにちょっとお出かけしたりします。
古宮や伝統家屋の村、博物館などではいろいろ설날(お正月)のイベントがあって伝統遊びの体験や伝統芸能の公演などがあります。
 
 こういった賑やかな感じで連休の3日はあっという間で終わっちゃいます。
今年の場合は週末とつながって休みがかなり長かったものですから、
차례 チャレと세배 セベを早く済まして海外旅行に出た人も多かったみたいです。でも、連休が長ければ長いほど日常に戻ったときのだるさはやっぱり倍増しますね。(^^;)
連休が終わってからお母さんも友達もみんな仕事したくない~ってかなり苦情を言ってきました。떡국(トックッ)も食べられなかった私にそんなこと言わないでくださいぃ~(T∇T)

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