木曜日, 3月 13, 0020

おかえり!

 軍隊に行ってた従弟がこの前2年の兵役を終えて帰ってきたみたいでお祝いの電話をしました。私は喜ばしさのあまりに“2年って本当にあっという間だよね”って無神経に言っちまって彼は激怒(`Д´)!!
“お前が行ってみなよ!!”って怒られました(T-T)

 
 ま、確かに時間って相対的なものですから、私の場合はこの2年間学校を卒業して韓国でバイトもしたりしてまたここ鹿屋に来ていろいろあったから本当にあっという間でしたけど、軍隊に入って毎日ちっとも変わらない日常を送りながら訓練ばっかり受けてた彼にしては2年ってたぶん死ぬほど長い時間だったでしょうね。100%私が悪かったです。気がききませんでした(。_。;)  
 
 軍隊に入ってもたまに休暇をもらって帰ってくることはできるので全然外との接触がないわけではないですけど、日数も少ないし、そのときも軍人の身分なのでやっぱり縛られているのは変わらないですから相当息苦しいでしょうね。かわいそうです。


【訓練を受けている若者たち】
 


 韓国の男性は二十歳になるとかならず国から兵役の知らせがきます。それで一応身体検査を受けて軍事訓練にふさわしいかどうかを判定してもらい、それで問題がなければ絶対軍隊に入らなければならないです。身体がちょっと不自由だったり軍事訓練に向いてない場合は市役所や区役所など公共機関で業務を補助することで兵役を果たします。それ以外にも「兵役代替制度」というのがあって国が指定した企業で専門研究者、産業機能者として服務することで兵役を振り替えることもできます。
 うちの兄もこの「兵役代替制度」で自動車企業に勤めることで兵役を果たしたものですけど、こういった場合でも必ず4週間の軍事訓練は受けなければならないものです。

 
 この4週間の間はケータイもインターネットも使えないものですから、みんな家族や彼女に手紙を書いたりするんですけど、やっぱりみんなと離れていろいろ思いが深まるみたいでかなり泣けるような手紙がきます(´ー`) 私の場合は兄の手紙で‘この優しさなにっ、気持ち悪っ!’って笑っちゃいましたけど…アハハ。



【入隊のために訓練場に集まった若者たち。これだけ多くの若者が2年間世間から離れて兵役を果たせないといけないです。】

【「義務警察」という形で兵役を果たすこともあります。】

 昔と比べたら、兵役の年数も減っているし軍隊の環境もだいぶよくなったと言われていますけど、でもやっぱり人生で一番輝く時期に軍隊に入って銃をにぎるってことはあまりにも悲しいですね。韓国は今もまだ休戦状態ですから、仕方がないことですけど。  

 韓国は3月から新学期が始まるので従弟はもう復学して学校に通ってるみたいでした。自分が学生だったときは軍隊から出てきて復学した先輩といったらいつも軍隊での辛かったこととか、自分の(たぶんうそ8割の)武勇伝を聞かされるものですからすごくうっとうしいと思いましたけど、最近はちょっとかわいそうに思ってきました。みんな弟みたいな気がして・・・(;へ;)

 子供のときはいつも私にいたずらされて泣きっぱなしの従弟でしたけど、軍隊に行ってきて少し大人になったようで“韓国に帰ってくるときは電話して。僕がおごるよ”って何だか오빠(オッパ、お兄さん)気取りでした(--;) しかも“煩わすやつがいたら僕に言って。すぐ飛んでいくから”ってなんとも頼もしい発言も!おお~大人っていうか男になったな、お前!!って感心してたら最後はやっぱり“누나(ヌナ、お姉さん)、보고싶다(ボゴシプダ、会いたいよ)”って甘えてくる弟でした(・・;)そんな身長180のやつから太い声で보고싶다って言われても・・・(-_-;)






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